1.導入〓子規さんの性格から。−『墨汁一滴』(明治34年4月8日)を引用
『僕は子供の時から弱味噌(よわみそ)の泣味噌(なきみそ)と呼ばれて小学校に往(い)ても度々泣かされていた。
たとえば僕が壁にもたれていると右の方に並んでいた友達がからかい半分に僕を押して来る、左へよけようとすると左からも他の友が押して来る、僕はもうたまらなくなる、そこでそのさい足の指を踏まれるとか横腹をやや強く突かれるとかという機会を得て直ちに泣き出すのである。そんな機会はなくても二、三度押されたらもう泣き出す。それを面白さに時々僕をいぢめる奴があった。しかし灸を据(す)える時は僕は逃げも泣きもせなんだ。しかるに僕をいぢめるやうな強い奴には灸となると大騒ぎをして逃げたり泣いたりするのが多かった。これはどっちがえらいのであろう。』 |
| 2.取り組み〓「かるた取り」→「半紙作品」→「自由なサイズの紙」→「共同作品」 |
3.展示〓松山市立子規記念博物館 (松山市教育委員会共催)
「子規さんと遊ぼう会」の子供たちは、自分達の自主的な動きで作品制作をしている。
自分が表現する句について、意味を調べ、その時子規さんが何を考えていたか、何を見ていたか、何を想像していたかイメージできたとき、筆を持つ。共同作品は、みんなの心が一つにならないとリズムが生まれてこない。
紙のサイズに合わせて、誰がどこへ書くか構図を描きながら何回となく書き、話し合いをくり返しながら、次第にみんなの心が一つになっていく。全て、リーダーが中心となって自分達で制作をする。「先生」といえば、子供達の中へ入るが、できるだけ口を出さないようにしている。私は、この「子規さん俳句かるた」を通じて、子どもたちに故郷(ふるさと)を愛する心を育んでもらいたいと切望している。 |
『努力は力となる』をキーワードとして、チャンスにチャレンジしていく子供たちはどれだけチェンジするのであろう。
「子規さんと遊ぼう会」の子供達は、これからもさらに活発な動きを見せてくれることを確信しています。 |